市役所へ行く前に、どうしても気になることがあって板倉区を訪ねてきました。昨日の厚生常任委員会で質疑の対象になった板倉統合保育園の建設予定地にある農業用排水路、これを自分の目で確かめたかったのです。区総合事務所の所長さんから案内していただきました。現地は有恒高校の東側に位置するところにありました。田んぼを埋め立てて建設予定地が造成されています。ただ問題視された排水路はまだそのままでした。計画ではこの排水路を敷地内で迂回させることにしていますが、大雨が降った時にどういうことになるのか。360度ぐるっと見渡し、建設予定地の東側にある広大な田んぼ、ここの排水などが敷地内でどう流れるかをイメージしました。
現地では、建設予定地が変更になった理由などを所長さんからお聞きしました。同じ説明であっても委員会室で聞くのと、現地で聞くのとではずいぶん違うものです。もし厚生常任委員全員がこの現地を見たうえで審議をしたら、どういうことになっただろうかと思いました。これまでの経緯については、板倉区の地域協議会の議事録も読んでみましたが、党議員団としての最終的な賛否は、来週の議員団会議で決めることにしています。
きょうは総務常任委員会の1日目でした。財務部関係の決算、条例、補正予算の審議が行なわれました。ここの委員会は論客ぞろいで、しかも行政経験のある人が何人もいるとあって、興味深い論戦が行なわれます。きょうもある委員が昨年度の地方交付税などの極端な削減がこれからも続く可能性を指摘し、合併協議会で示された財政計画の今後の行方についてただしていました。また別の委員は、「無駄な事業がいくつかある」とのべ、改善をせまっていました。いずれも、与党の立場の人の発言でしたが、共感を覚えました。