いやはや、驚きました。9月定例議会の議案書、説明資料などの文書量がすごいのです。買物などで使う大きな手提げ袋に入れると3つもあるのです。1人で一度に持つのは無理。机の上に積み上げてみたら何と43センチもありました。きょう、議会運営委員会があり、議会日程も決まりました。議会初日に予定されている総括質疑の質問通告は26日まで。ということは、それまでにこれらの資料に目を通せということでしょうか。
議案書、説明資料が膨大になった最大の理由は合併です。今議会では、昨年度の決算認定が主要案件のひとつです。ここでは合併前の町村の決算についても審査することになっています。1月1日の編入合併ですので、編入された13町村の決算は打ち切り決算ですが、これらも審査しなければなりません。昨年度の予算審議に加わっていないもの、その予算執行状況をまったく見ていないものがほとんどです。審査には限界がありますが、合併した町村の特徴をつかむ絶好の機会でもあります。それらを勉強するつもりで審査に望みたいと思います。
さて、今晩は、くびき野地域研究会の設立総会が頸城区の希望館でありました。総会に先立つ講演では、新潟大学の石崎誠也教授が「地域自治組織のしくみと可能性」というテーマで話をされました。昨年の地方自治法や合併特例法などの改正措置によって地域自治組織がどうなったか、地域自治区法定化の意義、上越市の地域協議会委員の公募・選考投票制をどうみるかなど、とても興味深い内容でした。東京都の面積の半分にもなる広大な上越市で、顔の見える行政運営をするためには地域自治区を充実発展させるしかないと思います。新たに立ち上げられた研究会では、こうした視点からさまざまな個別課題も研究できればいいなと思います。