午前は市政レポートの配布と「しんぶん赤旗」などの宣伝活動でした。下川谷まで行ったので、上川谷へつなげる冬場の道としてどうかという声の出ているブナ林経由の道を少し歩いてみました。3メートルを超える雪が降った時に雪上車が走れるようにするには、道路の拡幅などかなり手を加えないと駄目だと見てきました。私も豪雪地帯で育ってきましたので、ある程度の判断はできるつもりですが、冬場の道としての自然条件はきびしいという感じがしました。
午後からは上川谷で市政懇談会をやりました。今年度から防災関係は厚生常任委員会が担当ですので、樋口議員にも同行してもらい、約1時間半懇談させていただきました。やはり生の声を聞くもんだと思ったのは、被害の出た道路の管理についての話でした。ここは柏崎市と隣接しているところですが、柏崎市地内と上越市では土砂やゴミの始末が違うと言われました。懇談会後、桜坂峠を柏崎方面へ下ってみてきましたが、上川谷集落の皆さんの言われるとおりでした。柏崎の方がきちんと対応してあるのです。地元の人たちはしっかり見ておいでになると思いました。
懇談会では今回の豪雨について、市役所や党議員団の活動を紹介したうえで、要望をお聞きしました。「大潟高柳線の復旧工事が3年もかかるようなことにならないだろうね。生活圏は川谷地区なので、下川谷が(吉川区の中で)一番遠いというのは困る」「尾神岳経由の市道(旧林道)は雨が降ったらおっかない。降っていなくとも草刈りをしないと危険だ。緊急に刈ってほしい」「冬場、家の周辺の除雪はD3のブルと小型除雪機で対応してきた。県道が復旧されないと下川谷にあるD3を使えなくなるのでは」「夏休みになってもバスは運行してもらえるこてね」「県道が復旧するまで、バイクや軽トラが通る道をつくってもらえると助かる」などたくさんの声を寄せていただきました。こうした要望は市役所など関係機関にすぐつなぎたいと思います。
懇談会後、樋口議員と主要地方道大潟高柳線の交通止めの原因となった地すべり現場を見てきました。先月30日にも下川谷から上り同じ現場を党議員団で視察したのですが、全体像は上川谷の方から見た方がつかめます。樋口議員は、「これはすごいわ」という言葉を繰り返していました。その後、主要地方道上越安塚柏崎線の上川谷から五軒角間(大島区)の入口まで、どういう道路状況か見てきました。郡境付近の雪崩危険箇所はどうなっているか、路肩は大丈夫か、などをチェックしてきました。道路延長約2.6キロ。もし、大潟高柳線の復旧工事が年内にできないとしたら、ここは上川谷の住民にとっては生命線です。