22日からきょうまで3日間、金沢市での自治体学校に参加してきました。自治労連や自治体問題研究所などが実行委員会をつくって、その時々の地方自治の課題についてさぐる全国規模の学習会を開くのが、この自治体学校です。私はこれまで搾乳をしていたこともあって、全国規模の学習会にはほとんど参加してきませんでした。この自治体学校も初参加です。今回の学校のテーマは「憲法を生かし、自治の力で、くらしと地域の再生を」でしたが、どの講義も最近ぶつかっている問題にかかわるものばかりで、「なるほど、なるほど。こういうことだったのか」「うん、これは使えるぞ」などと思いながら講師の話を聞きました。
議員になると多忙なため、地方自治関係の学習は、どうしても自分のかかわっている部署のことだけを少しかじって、終わりにしてしまいがちです。今回の学校では、国がどういう戦略を持って地方自治体を変えようとしているのか、その全体像をつかむことができました。また、そういうなかで、国の戦略と対抗する行財政運営をしている自治体の取り組みが次々と紹介され、とても勉強になりました。普段の活動で自分の頭の中にごちゃごちゃとつめこまれていたものを、いったん外に出し、整理してまた頭の中に入れた。そんな感じです。個別課題では、指定管理者制度をどうみたらいいのか、地域内循環型経済をどうつくるか、児童、生徒を主人公にした学校経営のあり方などいくつか深めることができました。
わずか3日間離れただけなのに、きょうの帰りの特急「はくたか」から米山、尾神岳が見えた時、懐かしさを感じました。梅雨が明けて空は真っ青、稲も穂が出始めてきた、車窓から見える風景だけでも大きく変わったように見えました。また普段の生活に戻ることを実感したのは留守電を聞いた時です。学生時代の友人が入院して腫瘍摘出の手術を受けたというショッキングな情報、水害対策の新情報が記録されていました。また、生活相談が2つ、持ち込まれてきています。明日は臨時議会の準備もしなければなりません。急がず、できることを一つひとつ確実にやっていこうと思います。