このところ蒸し暑い日が続いています。6月も23日だというのに梅雨入りのニュースはまだ先のようです。畑の作物はみんな水を欲しがっています。そういうなかで、キュウリ、ジャガイモなどが食べ頃になってきました。わが家ではタマネギの収穫をすませました。これから豆類なども次々ととれてきます。みんな旨い。朝どりのキュウリなど、旬のものの美味しさを満喫できるのは農村に住んでいる者の特権です。
きょうは、その条件を生かした暮らしの大切さを訴えた人の話を聞いてきました。上越農地協議会の研修会でイチコスーパー会長の竹内寿さんは、畜産をもっと援助して有機栽培を重視する。そして、生産者の顔が見え、安心して食べられる物を作って欲しいと訴えておられました。6月議会での私の質問と重なるものがあり、とても興味深く聞きました。
この研修会では吉川区出身の市役所農業振興課係長、笹川肇さんも「新たな食料・農業・農村計画のねらい」と題して講演していました。吉川町時代に集落営農、農業生産法人組織化に力を注いだ経験を土台に、大きく変わろうとしている国の農業政策の方向性を語る彼の姿は印象強く、頼もしいものでした。終わってから松嶋農業委員会会長が「吉川にはいいのがいるねぇ」と私に声をかけてきました。それにしても農水省が考えている政策は無謀です。