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山間部の被害もひどい

 田んぼも道も河川も山もみんな滅茶苦茶です。この時期は大地は緑に覆われるのですが、あちこちに茶色の地肌が見え、豪雨によって削り取られたあとがしっかり残っています。午前中に区内の主な災害現場を見て回りましたが、記録的な豪雨がもたらした災害は予想以上にひどいものでした。東田中や国田の堤防決壊現場から奥は、きょう初めて入りました。道路は茶色、路肩が下のほうから崩れているところがある。田んぼは土砂が流入し惨めな状態になっている。一枚の田の畦が何箇所もぬけているのもある。沢水の通る場所に近い道路には必ずといってよいほど土砂が流れ込んでいる。そして一番すごかったのは上川谷の県道(写真)でした。ひと山全部が崩れて県道を押し流した、そんな感じでした。これでは復旧にはかなり時間がかかりそうです。
 今朝の赤旗日刊紙一面にわが家の牛舎から牛を避難させている写真が載りました。ちょうど、その作業中に赤旗記者の村上さんが新潟からこられたのです。この写真を見て心配し、メールなどを寄せてくださったみなさん、ありがとうございました。このページでお礼を述べさせていただきます。おかげさまで床上までは上がることなく、水はひきました。ボイラーなどいくつかの機械、機器が駄目になりましたが、わが家はいい方です。自宅は親戚の人たちが支援してくださり、畳をとって二階に上げるところまでやってもらいました。急な増水にもかかわらず、この程度ですんだのは運が良かった。
 午後からは党の仲間や友人が駆けつけてくださり、牛舎管理棟の一階の片づけを手伝ってもらいました。水につかったゴミはごみ収集袋の大サイズにして30くらいになりました。市役所からの情報によると、来週初めにはこれらのゴミを出せるようです。牛舎はまだ手をつけることができていません。牛舎内はふだんから片付いていなかったなかで、下条堰の方面から水やゴミが流れ込み、ぬけていく通り道になりました。すごいゴミの量ですので、災害調査が一段落してからとりかかろうかと思っています。牛を避難させてくださった家畜商の配慮により、牛の方はしばらく預かってもらえるので安心です。
 トップページの尾神岳の写真、入れ替えました。川の水、道路の色に注目してください。豪雨翌日の吉川区源の状況の一端を知っていただけるものと思います。


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2005年06月29日 00:00に投稿されたページです。

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