きょうは私の出番でした。遺伝子組み換えイネの屋外実験、農業労働災害について6回くらい登壇して市長の見解をただしました。3月議会で最初から一問ずつ質問するのは駄目だというルールになっていると知ったので、今回は議会事務局からアドバイスをもらって1回目に全ての質問項目をさらりと質問する、その後は枝を広げないで具体的に詰めていく組み立てにしました。自分なりに採点すれば、ほぼ狙い通りの答弁を引き出すことができましたので、70点ぐらいはつけてもいいでしょう。あまりこういう質問のやり方を見たことのない人たちは、「議長、おかしいよ」「これじゃ一問一答だ」などと言って野次を飛ばしていました。
うれしかったのは質問を終わってからでした。他会派(複数の会派)議員から「あれでいいんだ」「がんばったね」と声をかけてもらったことです。なかには、わざわざ共産党議員団控え室まで来て、「坂爪さん(橋爪と間違えたのでしょう)、良かったよ」と激励にきてくれる人もありました。有機農業を展開して循環型のまちづくりをめざしている上越市に遺伝子組み換え作物は似合わない、市民への説明責任を果たさないまま屋外実験をすることを認めるな、の訴えが共感を呼んだのだと思います。
きょうも登壇者数は10人でした。昨日と同じく、ユニークな質問あり、ジョークありで、とても聞きごたえがありました。石平議員は1回目の質問で25分を費やし、生物多様性の確保と自然環境の保全問題をとりあげました。新市の様々なところへ出向いて希少生物などの調査をしっかりやり、自然環境保全条例の制定を訴える、見事な質問でした。森田議員、彼がユーモアあふれる質問をやる人だとは知りませんでした。オフィスアルカディア構想をただした際、新しくできた上越警察署を訪問した感想を語りました。「こういうところはあまりお世話になりたくないところですが…。尋問する部屋が12もあって、これなら(事件が)いっぱいあっても大丈夫」には大笑いでした。