約1年ぶりに上京しました。きょうは地域科学研究会主催の研修会でした。「議会形骸化論」に抗する政策立案能力の向上を目指して…ということで、私を含めて5人が話をし、その後、デスカッションをするというものでした。都立大名誉教授の兼子仁さん、地方自治総合研究所の辻山幸宣さんなどと一緒に、議会と議員の政策法務について語る機会を与えてもらえたのは、全国で最初に議員提案で「まちづくり基本条例」を制定した経験があるからこそです。16人の町議全員で頑張ってきたことがこういうことにもつながる、とてもうれしかったですね。
政策法務の力をどうつけるか、議会改革をどうすすめるかについては、私も大いに関心があります。それだけに、横須賀市の矢島真知子市議の報告はおもしろく、参考になりました。市議会会議条例などの制定を全会派が参加する態勢のなかですすめた経験は、今後の活動に生かしたいと思います。一度お会いしたいと思っていた旧三春町長の伊藤寛さん、新潟県の小池清彦加茂市長とおなじく個性の強い方と感じました。話の中身も、予想以上に「過激な」改革提案でした。
市民立法機構主催のフォーラムに出た時に続いて、今回もまた辻山さんと偶然一緒になりました。それだけ、辻山さんは全国でひっぱりだこだということなのでしょう。辻山さんの話はいつも切り口がユニークで新鮮、とても勉強になります。きょうはまた、新たな出会いがありました。兼子仁さんについては、正確に言うと、お会いしたのは新潟自治体研究所主催の講演に続いて2回目ですが、話ができたのは今回は初めてでした。兼子さんのご本は岩波新書の『新地方自治法』など数冊拝読していて、雲の上の人のように思っていたのですが、「牛を飼っておられるのですか」と言って声をかけ、握手をしてくださったのには感激でした。もうひとつ、いいことがありました。それは、矢島市議など何人かの方と党派を越えた交流ができそうなことです。こうした出会いを大切にしたいと思います。
きょうは次男も上京していました。就職試験を受けに出かけていたのです。ひょっとしたら、帰りの新幹線で一緒になれるかなと思っていたのですが、少し時間がずれてしまいました。親子で新幹線に乗り、話ができるかと楽しみにしていたのですが……。