昨日は研修会で議会改革のことがテーマの1つになり、いろいろな経験や考えがだされました。それらを聞いてきたせいか、きょうは私が現在所属している上越市議会の運営について気になる一日となりました。午前に開催された建設企業常任委員協議会、テーマは火力発電所建設に伴う地域振興事業でした。中身は市道整備、交流施設整備、体育館改修、病院の最新機器の導入、除雪車整備など住民生活にかかわる重要な事業がずらりと並んでいます。これを法的根拠のない委員協議会で審議している、この姿はまともなことなのかと思いました。質問する方も答弁する方も真剣にのぞんでいたとしても、ここでの発言については法的には責任を伴うことがありません。
午後に行われたのは定例議員懇談会です。常任員会の視察報告をこの場で行うことはおかしいと前回指摘したので、議長は「いま検討中なので、今回はいままでどおりで…」と会議を進めました。これは、現段階ではやむをえないことでしょう。しかし、最後に議長が言った「議案書の配布については議運後、皆さんから議会事務局に取りに来てもらうか、それとも自宅にお届けするか、どちらにするか」という提起は、疑問でした。私が「議運の前に配れないのか」と言ったら、旧上越市時代から議員だった何人もの議員が、「それは違う」と一斉に言ったので、「これは、またここの慣例か」と思い、引き下がりました。でも理解できませんでしたね。この思いは近くに座っていた安塚区、浦川原区選出の議員も同じだったらしく、納得がいく説明をと発言していました。議案をどの段階で配布するかについては、もう一度、法的なことを確認して、どうすべきか提起していきたいと思います。
いずれにしても議会改革は、どこの議会でも追求していくことが求められています。疑問に思ったら、曖昧にすることなく、提起していく姿勢を持ち続けたい。