上越市議会では、議員がまとまって医師会館へ行き、健診をうけるようになっています。昨日から3日間設定してあり、各議員はそのなかの一日を選んで受診することになっていますが、きょうは、私の受診日でした。健診はこれまで数年間、医師会館で半日かけてやってきました(旧吉川町の事業)ので、きょうもその覚悟で出かけました。でも実際にかかった時間は1時間あまりでした。これまで受診した時に比べて、肺活量、聴力など受診項目が3つほど少ないこと、医師の診断がないこともありますが、こんなに早いとは驚きでした。
午後からは直江津港湾協会の通常総会でした。合併して海があり、港もある自治体の議員になったので、勉強させてもらうつもりで参加しました。興味深かったのは、総会後の講演です。環日本海経済研究所の三橋郁雄さんが、「日本海側港湾の将来像」と題してお話されましたが、ロシア、中国経済がどんどん成長し、北東アジアが元気になっていること、中国のある人が「最近、東アジアの各国にナショナリズムが台頭してきている」と指摘しているという話は新鮮でした。また、環日本海地域のことをいわれたのでしょうが、この地域の各国は「同じ船に乗っている」という思想を待つべきで、日本が大人になって、この地域のリーダーシップをとるべきだ、との主張はうなづけました。全体的に見て、小泉外交の愚かさが浮き彫りになる話でした。
講演の内容とは関係ないことですが、もうひとつ、分かったことがあります。19日の東京での研修会で、「これは何だろう」と思った、福島県旧三春町長の伊藤寛さんの話のレジュメについてです。四角い枠に書き込まれたカードみたいなものがいくつも並んでいて、面白いレジュメの作り方だと興味を持ったのですが、きょうの三橋さんの講演でも使われました。これらはパソコン、プロジェクターを使い話をする時のものだったのです。画面と同じものをレジュメにする。今後、議会報告会などでは、この方法を採用したいと思っていますので、とても参考になりました。
「私の好きな風景」に「田植え後間もない頃の朝」を掲載しました。