遺伝子組み換えイネの問題で世論が動き始めていますが、一昨日、泉田知事が記者会見で、「先ず実験の内容、どういう影響があるのかということがきちんと周知されていないから、…(中略)…県からも申し入れを行っている。そもそも風評被害が生じるようなものなのかどうかを含めて、良く住民の皆さんとコンセンサス(合意)をつくって頂く必要がある。それが出来ない中で強行するということはいかがなものかというふうに思っている」とのべました。この発言をどう受け止め、対応していくのか、(上越市にある独立行政法人中央農業総合研究センター)北陸研究センターの動きが注目されています。
こうした中できょうの午前、「にいがた食と農と健康、教育のネットワーク」、えちご上越農協労働組合など5団体などの代表約20人が同センターを訪れ、消費者・生産者・関係者などの合意を得られない段階での実験の強行は即時中止するよう申し入れました。センターの研究官の代表は、「私たちは科学者ですから」という言葉を使い、今回の隔離ほ場試験栽培の目的や安全性について語っていましたが、稲作農家がどう思っているか、消費者がどんな思いで今回の試験栽培を見ているかというのは、あまり頭の中に入っていない感じがしました。だから知事発言も、全然響いていませんでした。科学者はどうあるべきかを考えさせられましたね。
午後からは市政レポートの作成でした。昨日中に作る予定でしたができず、きょうになってしまったのです。きょうまで延びたからには、できるだけ鮮度の高い情報をと、遺伝子組み換えイネについてのきょうの動きを書きました。それに柿崎病院後援会設立に向けても新たな動きがあったので、これも掲載(市と議会の動きのページに掲載)しました。きょう配達した読者にとっては、一般紙よりも早い情報をお伝えできたことになります。いつも、これだけのスピードで書ければいいのですが……。