すごい選手が出たものです。吉川区出身の日本キックボクシング連盟ウェルター級チャンピオンが誕生したのです。先月26日のことでした。選手の名前は魄人(はくと・本名は市村洋平さん)。きょうは彼を励ます会でした。原之町町内会や区体育協会などが共催して盛大に開かれました。
彼を見ていて気づいたことがあります。いつもアゴを引いて闘う構えをしていることです。隙を見せない、その姿勢と目の鋭さのなかに格闘技で生きている者の厳しさを感じました。もう1つ、礼儀正しいことも感心しました。どこで身につけたのか、会の途中で帰る人をちゃんと送りに出て挨拶する様子は気持ちの良いものでした。
会の参加者の中に矢木民夫さんの姿がありました。日本ボクシング連盟バンタム級第5位までいったことのある元選手です。彼も吉川区出身です。矢木さんと魄人がファイティングポーズをとった時には、ドキッとしましたね。一瞬、火花が散った、そんな感じがしたのです。
写真の右から3人目が魄人、矢木さんは前列左から2人目です。