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農業委員会の最後の研修旅行

 昨日ときょうは町農業委員会の最後の研修旅行でした。中越地震の関係もあって、これまで延期していたものです。視察先は長野県小布施町と大町市。
 小布施町は何回も訪れている町ですが、視察先として選んだのは今回が初めてです。面積は20平方キロメートル以下という小さな町ながら人口は1万人を超え、まちづくりや文化活動が活発な町です。今回は6次産業センターの取り組みについて学んできました。この町は合併の選択をしないで〝自立〟を選択していることで有名ですが、農業分野でも先進的な取り組みをしていることを知ってさすがだなと思いました。農業生産物を加工し、観光などとリンクさせて販売していく。この重要性が分かっていてもなかなかうまくいかないのが現実、それを確実にやっているのには感心しました。説明役の小林さんや「おやき」を作っている女性のみなさんの生き生きした表情もとても良かったです。
 視察事項に入っていなかったものの、6次産業センターのすぐそばにある「フローラルガーデンおぶせ」も気に入りました。小布施というと、北斎と栗を思い浮かべる人が多いと思いますが、「花によるまちづくり」を掲げてスケールの大きい取り組みをしている姿を見て、この町は近い将来、「花」でも有名になって交流人口を爆発的に増加させていくに違いないと思いました。私はどちらかというと「野の花」の方が「園芸種」より好きなんですが、あふれんばかりの美しい花たち(そのほとんどは園芸種)の中にいたら、そこにじっとしていたくなりました。
 大町では農産物直売所「かたくり」を訪ねました。直売所友の会の遠藤会長さんからていねいに説明をしていただきました。私の町でもすぐれた直売所がありますが、よその直売所を視察することもいいものです。自動車のコンテナを利用してつくった直売所「かたくり」を見て、施設にできるだけお金をかけない、農家の女性みなさんから大いに力を発揮してもらう大切さを改めて感じました。野菜の値段は、わが町の直売所の方が安かったですね。ここでは「氷もち」と「ミニトマト」を買ってきました。
 研修とは別の話ですが、2日間の旅行でうれしかったことがいくつもありました。その1つは晩秋の美しい信濃を見ることができたことです。運良く、晴天に恵まれたこともあって、信州の山々はじつにきれいでした。直売所「かたくり」から見えた餓鬼岳、美ヶ原温泉からの乗鞍岳、常念岳、帰りのバスで堪能した白馬三山、いずれも高いところは雪がかぶっていて真っ白、見事でした。日常生活の中でこれらの山々を見ている人たちがうらやましい。写真は北アルプスをバックに大王わさび農場駐車場で撮ったものです。


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概要

2004年11月17日 00:00に投稿されたページです。

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