頸北最寄農業委員会長、会長職務代理、事務局長連絡協議会が柿崎町にて開催されました。本来なら2月に開催されるのですが、来年1月1日に上越地域14市町村が合併するため、繰り上げられたものです。この協議会も今回が事実上最後となります。
会議の中では、新市農業委員会の農業委員協力員の業務内容や集落の誰にお願いするかなどをめぐり、活発な意見交換が行われました。「条例で定めないと協力員の仕事は法的裏づけがもらえない」「これまで耕作台帳の確認、農業委員選挙人の申請などは事務連絡員を通じてやってきた。農家区長にお願いしにくい」などの発言は、8日の上越地域14市町村農業委員会長・事務局長会議での合意事項についてもっと深める必要があることを示しています。
新市農業委員会の事務局体制についても率直な意見交換がされました。上越市に編入されるので、各総合事務所(支所)内に駐在室が設置され、職員は併任ということが事実上決まっていますが、このことについて何人もの人から批判の声がありました。「駐在室設置はいいにしても、係員は産業建設グループの仕事と併任というのはいかがなものか」「上越市の人事課職員は農業委員会が行政委員会であることをよく理解していないのではないか」などといった声です。
会議が終わってから懇親会が行われました。この中では、各町村の誰が新市の農業委員になるのか(現在の選挙委員の中から今月中に互選することになっている)が一番の話題でした。また、事務局サイドから、これまでの上越市農業委員会の現地確認方法、選挙人名簿の審査などについて興味深い情報を聞いていたので、「大きくなるとおおざらっぱになりやすい」「厳格さが失われないか」などといった心配の声も出ていました。