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信越線の長岡ー柏崎間が不通の原因

 地学団体研究会の大野隆一郎さんからメールをいただき、驚きました。中越地震の際、信越線の長岡と柏崎間を走っていた普通列車が大事故に巻き込まれる寸前だったというのです。同区間はいまも不通となっていて、なぜ不通になっているのかについてもマスコミはほとんど報道しないので、どうなっているのかと思っていたのですが、このことについては写真も付けて説明してくださっています。大野さんの了解を得ましたので、メールの一部を紹介しましょう。
 「マスコミの交通情報ではいつも長岡と柏崎の間が不通としか言いません。何故不通 なのかということを聞いたことがありません。現場を見て驚きました。越後広田駅か ら200m程長岡寄りの線路が飴のように前後左右にうねり、架線の電柱が大きく傾いて
います(写真上)。さらに、塚山駅から1km柏崎寄りの渋海川鉄橋の近くでは線路が大
きく流され、土砂に埋まったり宙吊りになったりしています(写真下)。もっと驚く
ことに、写真上の現場から600m長岡寄りの上り線路で、3両編成の直江津行電車が地震
発生以来、止まったままになっています。つまり、この電車は破壊された2 箇所の線路の間にあって、前にも後にも動けなくなっているわけです。そんなことよ りも、越後広田駅に入ろうとしていたこの電車が止まらずに、あと200m進んでいたら 間違いなく大事故になっていただろうと思うと恐ろしくなります」
 大野さんは、メールの最後で、「新幹線の脱線事件は大々的にくり返されていましたが、あまりにも差別的な報道の偏りに鉄道の問題に限らず、憤りを感じています」と書かれていますが、同感です。住民生活に直結する重要な問題は、新幹線であろうが、在来線であろうが、キチンと報道してほしいものです。
 きょうは午後から家畜商のOさんがわが家にやってきました。彼からの情報では、川口町の牛は業者の皆さんが手伝いに行って、大和町に移したそうです。牛舎が被害にあったところにたいしては、やはり、仲間たちが支援の動きをしているんですね。今朝の「しんぶん赤旗」で読んでいたので、「山古志村で亡くなった人は畜産農家の人だったね」と言うと、Oさんは、すでにそのことを知っていました。二階建ての牛舎が一瞬のうちにつぶれたとのこと、とても切ない話でした。


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概要

2004年11月03日 00:00に投稿されたページです。

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