昨日、きょうと松之山温泉で上越地区の日本共産党議員があつまり、学習会をやりました。私が党の学習会や研修会で泊まったのは、数年前に横浜市で開かれた全国地方議員会議以来のことです。松之山も一年ぶりの訪問でした。驚いたのは、中越地震の影響です。安全面で心配はいらないと思うのですが、震源地からそう遠くないところにあることが影響したのか、温泉街は閑散としていました。松之山の仲間たちが発行している「みんぽう松之山」によれば、先月の23日から今月1日までの間にキャンセルがなんと3528人もあったとか。そういう状況ですので、いま温泉街へ行けば大歓迎です。私たちが泊まった旅館では、一泊二食、それに懇親会費用も入れて11000円でした。だいぶサービスしてもらったようです。
学習会は合併協議最終段階での課題、合併後の地域づくりなどについて学びました。松之山町の「未来を創る会」の活動や頸城村の「未来ネット」の取り組みを聞き、「地域の要求運動なくして地域は守れない」ことを痛感しました。両町村の党派を超えた運動は、今後の地域づくりの方向を考える時、とても参考になります。松之山町では、元教師の人が「元気の出る松之山条例」制定を求める請願(または陳情?)を出しているという話も聞きました。とてもおもしろそうでしたが、時間がなくて詳しく聞くことができませんでした。
きょうの午前中で学習会は終わったので、帰りに松代町の農舞台を訪ねました。目的は絵本作家・田島征三の作品展です。展示されていた作品はすべて木の実を使ったもので、そこには絵の具で描いた絵とは違う、立体感あふれた表現がありました。左の作品は、手すき和紙をベースにして、モクレンの実と柿渋、三千本のニカワを使ってできたもの。縦2.7メートル、横1.8メートルもあります。作品のタイトルは「自爆」、平和を訴える、ものすごい迫力がありました。このほか、ヤマザクラの実を使って河を表現しようとした作品も長さがほぼ10メートル、こちらはまだ未完成とかで、実を集め、貼り付け終わるにはもう2年かかるという説明でした。会場の農舞台は、ほくほく線まつだい駅から歩いて3分ですので、ぜひ訪ねてみてください。