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一枚の写真が…

 きょうは、午前に母の用事や妻の習い事の送り迎えをしたほかはずっと「しんぶん赤旗」日曜版の配達、集金でした。ただ、いつもとちがうのは、「しんぶん赤旗」に折り込む町政レポート議会速報版がすでに一般紙に折りこまれていることです。したがって、読者から「なになにの記事はおもしろかった」などという反応を聞くことができる。それが楽しみです。
 一番反応があったのは、郵政民営化反対の意見書提出を全会一致で決めたニュース、そこで使用した写真でした。写っているのは、職員数わずか2名の尾神郵便局です。すでにこの局は廃止となっていますが、写真を見た人の中には、そこに出入りしていた人も少なくありません。たった一枚の写真をきっかけにして、「局の前の道路においてあるバイクは局長さんのものではないだろうか」などいろんな話が飛び出しました。
 この写真は、20数年前、わが家が尾神岳の麓にあったころ、ある農業雑誌の方が取材に見えられ、その時に撮っていただいたものです。小さな郵便局であっても地域になくてはならない公共機関でした。郵便局があった当時と比べれば、いまの尾神集落の戸数は半減しました。「近くに学校もあり、郵便局もあった。それがなくなるとどうなるか考えさせられた」とはある読者。写真の大切さを改めて知った次第です。


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2004年09月25日 00:00に投稿されたページです。

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