合併まであと3ヶ月という時点ですが、編入する自治体議会と編入される自治体議会で審議のやり方にハッキリとした差が見えてきました。編入する側の上越市では、新市での学校統合はどうするかなど14市町村合併を視野に入れた質問が増えてきています。答える市長や教育長は、新市になっても市長であり、教育長ですので、「こうします」という答弁ができます。一方、編入される側の議会ですが、新市でどうするかは聞きにくいのが実情です。せいぜい、新市につないでほしいというレベルにとどまってしまいます。それどころか、ずばり、こうします、という答弁はもらえないと分かっているので、質問を控える傾向も出ています。一般質問に立った議員がたった1人だった議会もありました。
合併までには、地域自治組織をどうするかについて市町村間協議を行うことや、これまでの行政の総括をキチンと行うなど、いくつかの重要課題があります。こうしたなかで、これまで住民と話し合ってきたので、住民懇談会を開く必要はないとしているところと今後、開催を予定しているところがあることが分かりました。いずれの選択をするかは、どうも首長の姿勢にかかっているようです。廃置分合申請の議決で区切りがついた、あとは行政と議会でやればいいとするのか、最後まで住民の声を聞いて決めていくのか、これは行政運営の基本の問題だと思います。
午前に頸北議員の会の小関代表と会いました。会を2か月ほど休んでいましたが、情報交換は大事であることを改めて確認できました。来月上旬に会を開くことにしました。