上越地域14市町村の合併協議会では、これまで議論し、まとめた地域自治組織についての到達点を、廃置分合議決後に、合併関連三法に照らして検討することにしていました。先月半ばに行われた関係市町村の首長会議で、合併協議会に設置されている小委員会とは別に「上越市における地域自治組織の設置に関する検討会」を立ち上げることを決定していましたが、きょうはその初会合でした。
私は今回は委員ではないので、傍聴者として参加してきました。きょうの会議で私が最も注目していたのは、地域協議会の委員の選出方法です。これまでの協議では、それぞれの地域で選挙を実施し、それをふまえて市長が選任することになっていました。その方法が、地域自治区なり合併特例区を設けた場合でも、法律上、可能かどうか。法律解釈は省令などが出た段階で分かるだろうと、ずっと待っていたのですが、合併協の高橋事務局長が総務省に問い合わせたところ、最終段階で「市長が選任する」となっているので可能ということでした。
きょうの会議で事務局は、これまで小委員会で議論してきた到達点は、合併特例区を設置することとはなじまないとして、地域自治区設置を前提にした説明をしました。しかし、説明の歯切れは、いまいちという感じがしました。次回の会議までに、それぞれの市町村で、地域自治区を設置すべきかどうか、設置するとするならば名称をどうするか、検討しておくと決められました。また、次回の会議では、事務局が検討すべき事項の具体的な案を出し、関係市町村でもんでもらう形をとるとのことでした。しっかり勉強して対応しないと……。
検討会は1時間ほどで終わりましたので、その後は夜まで大潟町で町議補選の支援活動をしました。これまで合併問題で一緒にやってきた2人の候補がそろって当選してくれればいいな、と願っています。