一昨日の佐賀県知事の講演の中で一番おいしい部分は、(全国知事会の話ではなくて)地域、地方の魅力をどう生かすかだった、という人が何人もいました。この部分は、講演の最後の15分のところだったらしい。じつは、この「最もおいしい部分」のところは、疲れがたまっていたのでしょう、不覚にも眠ってしまったのです。どんな話だったのかと気になっていたのですが、「しんぶん赤旗」日曜版を配達していたら、ある議員が「地域への誓い」というタイトルが付いた、詩のような宣言文を見せてくれました。
「わたしたちが住んでいるこの地域(ふるさと)は わたしたちが良くすることも 悪くすることもできる」「もし この地域(ふるさと)を良くしたいと思っているならば 今すぐ始めたらどうだろう」「王貞治は868本のホームランを打ったが1319回三振した」「少しずつ 少しずつでいい ポコ・ア・ポコ 地域(ふるさと)のことを考えよう 好きになろう そして行動しよう」。読んで、すぐに、あっ、これだ、と思いました。合併が決まってさみしい思いをしている議員の胸を打ったのは……。さあ、元気をだしてがんばろうよ、と、手を引いてくれるような素敵な言葉に私も感動しました。
夕方、家に戻ってから、さっそくパソコンを立ち上げ、「地域への誓い」を検索しました。古川知事の「地方の魅力をどう生かすか」という文章の最後の部分に「地域への誓い」という宣言が載っています。もちろん、もう一度、読みました。今度は、バックグラウンドミュージックとして流れる「明日に架ける橋」を聴きながら。二日遅れでたどり着いた「おいしい部分」を読みながら感じたのは、思想・信条の異なるこのような人とも一致点で共同できる日本共産党の活動家でありたい、ということでした。より良い地域づくりをめざしておられるみなさん、ぜひ、一度読んでみてください。