農業委員会定例会が開催されました。議案はわずか1件。定例会後は恒例となっている作況調査です。これは稲刈り前に稲の作況がどうなっているのか調査するのが主たる目的ですが、ここ数年は転作作物、野菜などについても見て回るようになっています。
今年の稲は、高温が続いたものの、昨年を上回る収穫がありそうです。委員の中には、「1俵(60キロ)は多いな」という人も。ただ気がかりは今後の天候です。雨が続くと、田んぼの稲が次々と倒伏することがまちがいない状況です。一部には、まだ穂が色づかない段階なのに、倒伏が始まっているものも見うけられました。
農家の生産意欲は落ち込むばかりと思っていましたが、きょうの調査で意欲を持ち、新たな挑戦をしている人たちがいることを知り、励まされました。1つは大乗寺生産組合の山芋栽培。ここでは赤土だけでなく、もみがら、クンタンを使った場合に生育がどうなるかの栽培試験まで取り組んでいました。もう1つは河沢の江村一郎さんのイチジクの露地栽培です。苗木を植えてから3年が経過し、収穫が始まろうかというところでした。おそらくは初めての栽培だと思いますが、仕立てもしっかりしていて、いちじくの実もたくさん付いていました。近くの河沢農産物直売所に並んだら、ぜひ食べてみたい。
夜、朗読活動を続けている小田順子さんと電話で話をしました。きょう、大島村旭地区で取り組んだ朗読会には、50人もの人たちが参加してくれたとのこと。絵本や郷土の文学の朗読をどう聴いたか、参加者の声をぜひ聞きたいものです。きょうの会の成功は、内山愛治村議をはじめ地元の人たちがしっかりと準備してくれたおかげです。