毎年8月の最終土日は温泉に行き、楽しいひと時を。妻の実家の親戚の人たちが毎年取り組んでいる親睦旅行に参加してきました。今年で4回目。私はこれまで搾乳をしていたので泊りがけの参加はできなかったのですが、搾乳をやめて和牛の繁殖だけにしたいまは公の会議などがなければ可能となりました。というわけで、今回は初めて泊りがけで参加しました。
場所は草津の「かんぽの宿」。新潟勢と川崎勢が20数人集まって、一緒に風呂に入り、酒を飲み、語る。とても楽しい時間を過ごすことができました。川崎勢のほとんどは子ども時代、新潟の農村での生活体験があります。お盆などの思い出話で盛り上がりました。一晩泊まって、これはいいなと感心したのは、バリアフリーに意識的に取り組んでいる施設だということです。いたるところに手すりがあり、風呂も、部屋も障害を持った人が使える工夫がしてありました。これからの宿泊施設はこうなるのでしょうね。
参加者の一人に妻の伯母にあたるミサヲさんの姿がありました。現在、特別養護老人ホームに入居しているとのことですが、正月とこの旅行だけはホームから離れて家族などと交流できるとあって、とても楽しみにしておられます。移動もお風呂も何人かも人たちが手伝います。そういうなかで、終始笑顔でみんなと懐かしそうに語り合うミサヲさん、「また、来年も旅行をしようね」と言う言葉が印象に残りました。年をとっても、障害をもっても、みんなが助け合い、旅行に参加できる、とても大事なことだと思いました。
今回の旅行の手配から宴会の進行役まで、何から何まで中心になって頑張ってくれたのは妻の従兄にあたるMさん(写真後列右端)。新潟大学教授だった古厩忠夫さんとそっくりの人です。がんと闘いながらも、今回の旅行を成功させようと早くから準備をしてくれました。Mさんから、来年は手伝ってくれないか、と頼まれましたので、手伝う約束をしました。