慌てるとどうなるか、よく分かった一日になりました。「しんぶん赤旗」日刊紙の配達当番だったのですが、寝坊したために朝5時半に出発。配達後、牛へのエサくれをして、風呂に入って着替える。そして、くびき駅には7時10分までにつかなければならないとあって大忙しでした。電車には何とか間に合ったのですが、ワイシャツは忘れる、持参した礼服は太る前のサイズのもの。おかげでズボンは途中で破れてしまうハプニングもありました。
法事が行われた曹洞宗・長松寺というお寺は開闢(かいびゃく)後500年にもなるお寺で、歴史を感ずるものがいくつもありました。休憩をした部屋は、元々は徳川三代将軍家光の命により、忠長が切腹した場所で、高崎城より移築されたものとのことでした。もうひとつ、私が気に入ったものがあります。本堂にある天井絵です。体をくねらせた大きな、見事な竜が画かれていました。作者は江戸幕府画所(えどころ)につかえた狩野探雲。最近、葬儀や法事に出かけると、こういったものが目に入るようになりました。