参院選総括会議の第二弾、全県の党機関役員・議員合同会議が開かれました。県委員長の報告の後、討論がありました。
そのトップバッターは三条市議の西沢さん、7.13水害と災害復旧のことを中心に発言されましたが、日本共産党議員ならではの活動ぶりを聞いて感動しました。堤防が決壊した時、ポンプを使って排水をしている真っ最中だった。胸まで泥流につかりながら近所の病人をゴムボートで救出した。水がひくまでの二日間はろくな食事も摂れなかった。三条市のほぼ半分が水につかる大惨事のなか、自治会長とともに泥の排出、片付け、生活相談で飛び回っている。不眠不休の活動で疲れきっているはずなのに、西沢さんの発言は生き生きとし、力に満ちていました。国民の苦難あるところに日本共産党の議員あり。西沢さんの活動に学ばなければ、と思いました。
選挙区候補、くわはらさんの地元・津南町では選挙区の得票率は37%、4人の候補のなかではトップになりました。候補の地元だから当然だという気持ちで見ていましたが、この数字を出すまでに400人規模の演説会を2度も成功させる、全世帯の半分以上に後援会ニュースを届ける体制をつくったなど、ものすごい奮闘があることを知り驚きました。黙ってじっとしていても票はこない、有権者規模の宣伝と組織が本格的に展開されてこそ当選を意識した選挙戦になることがわかりました。ちなみに、吉川町の比例の得票率8.8%は県内市町村では第5位、上越地方では松之山町に次ぐ好成績でした。
今回の会議では、「選挙戦のなかでは有権者の反応がとても良かったのに、なぜ票が伸びなかったのか」を追求する発言がいくつもありました。マスコミの選挙予想で日本共産党が大きく落ち込むと分析していた時に、党中央は、反応はいいからそんなはずはない、と甘く見ていたのではないか。日本共産党の年金政策はいいと思うが、実現性にかけると思った有権者が多くいた。自公政権の年金改悪法に2つのウソがあると暴露したのは日本共産党の国会議員団だったのに、それが国民には浸透しないで、年金で自公と対決してきたのは民主党と国民に映った。宣伝に問題があるのではないか。選挙総括は、こういった発言や疑問が大いにだされてこそ深まると思います。