たいへんショッキングなことを耳にしました。町内のある商店が突然店を閉め、いなくなったというのです。そのお店はわが家も数十年の付き合いがありました。何よりもいい点は安心して物を買えることでした。だから、私が着ているスーツも妻が愛用している衣服もほとんどがこのお店で購入したものです。閉店を知らせてくれた人が言いました。景気なんて全然回復していねぇ。
「しんぶん赤旗」日曜版7月4日号に各界から12人の人たちが日本共産党への期待の言葉を寄せています。そのなかの一人、漫画家の原田智子さんが書いています。「中小企業の経営がたちゆかないとか、サラリーマンのお給料が上がらずに生活が大変だとか。今の日本が何でこうなのかといえば、自民党や民主党などが大企業から政治献金という名のワイロをたくさんもらって国民にしわ寄せする政治をしているから」。全くこのとおりです。この事実をもっと重く受け止めて、多くの国民に伝えていかないと、自公政治は何にも変わりません。
いまの不景気は選挙戦にも反映しています。かつてのように土建屋さんの従業員がポスターを貼ったり、ビラをまいたりする姿はほとんど見ることができません。町の中心部には保守系候補の事務所がどんとすわり、選挙運動の拠点となっていましたが、その姿も見えなくなりました。そういう状況の中でこちらもゆっくりしていたのでは話になりません。投票日まであと10日間、がんばりたいと思います。