連休に入って初めての雨。一日中、しとしとと降っていました。午前に党大会のハイライトビデオを仲間に届けたり、買い物に出かけたほかは、ずっと「雨読」でした。
きょう読んだのは、町内大字山方在住・竹内昭二さんの自分史『絆』と奥村宏著『判断力』です。竹内さんは叔母が嫁いだ家と親戚関係にある人、数日前にこの本をいただきました。前々から几帳面な性格の方だと思っていましたが、この本を読んで再確認しました。重要だと思われることはしっかりと記録をとっておられたのです。結婚式や葬式などの参加者、費用など自分の家に関するものから山方集落の出来事、さらには昭和の町村合併に至るまで、じつに丹念に記述されているのには驚きました。
岩波新書の最新刊『判断力』は期待した通りの面白い本でした。約200ページの本を一気に読んだのは久しぶりです。先を読みたくて、どんどん読み進む。小説やエッセイ以外でこんなふうに読んだのは、とてもめずらしいことです。「ジャーナリストに判断力がないから、権力の情報操作に簡単に乗せられてしまう」「日本の政治家は、判断を誤る以前に、判断を他人に任せ、自分では判断しない人が多い」。こういったことを、連日報道されているイラク戦争などを例に分かりやすく書いてあるせいかもしれませんが、社会科学関連の本で、これだけ惹きこまれるとは……。
明日は連休中に書きたかったものを書き上げたいと思います。連休の終わりと同時に、また町政レポートの原稿も書かなければなりません。ほんとに1週間は早いですね。