母は明日には退院できそうです。ただ、右手は腫れ上がっていて、元に戻るまでにはかなり時間がかかるとのこと。小さなグローブのような手を見せた母は、しばらく仕事ができそうもないためか、悔しげでした。
きょうは、母を見舞ってから、別の病院へ行き、父の薬をもらってきました。父が1月末に車の運転を止めたので、父母がやっていた買い物、病院通いなど、ずいぶん多くの仕事が私にまわってきています。たいへんですが、どこかで大きな事故を起こすよりは良いかと思っています。
夜の参院選対策会議で仲間から1冊の本を貸してもらいました。石黒(現在の刈羽郡高柳町石黒地区)の昔の暮らしのことをまとめた『ブナ林の里歳時記』です。全文約450頁、年中行事や農作業、日常の暮らしなどが記録されています。開いてみると、編集責任者は、私の知っている大橋寿一郎さん(電話0257‐23‐1667)で、ほかにも知っている人が何人か編集に携わっているので驚きました。
石黒は昨年の夏に初めて訪れたのですが、母の故郷・大島村旭地区の隣なので、どぶろくづくりの話とか、大きなケヤキの話などを聞いて知っていました。とても感じのいいところでした。今回の本は、昔のことがじつに丹念に記述されていること、昔の石黒での暮らしの写真がちゃんと載っている点ですごいなと思いました。とくに「子どもの暮らし」は秀逸です。残雪を掘って土を出し、そこで遊んでいる子どもたちの写真、稲そいの時の写真など、貴重なものがいくつもあります。