きょうは役場で一日中、議会主催の合併懇談会の準備をしました。何を重点テーマにすえるか、どんな資料を用意するか、こういったことを合併問題特別委員長の吉村さんと話し合うだけでも2時間ほどかかりました。私の方は、昨日、一昨日と行政サイドで実施した住民懇談会すべてに参加していますので、どんなことに関心が持たれているのか、ある程度つかめています。それをもとにいくつかの提案をしました。吉村委員長の発想はユニークです。何人かの町民に「ここ数年の間に役場へどんな用事で出かけたか」を質問し、その中で多数をしめることが合併によってどうなるのかを伝えていく、というもの。住民サイドから見た合併を考える具体的な方法としてとてもいいなと感心してしまいました。
役場にいたこともあって、役場の職員は今回の合併をどうみているのか、聞く機会がありました。ある職員は、先日行われた職員研修でテーマとなった人事考課についてふれ、職員として厳しさが求められていく、これからは自分の係りだけでなくもっと広い専門知識をもって対応できる職員にならなければいけない、と話していました。またある職員は、ここ1週間ほどの間に今回の合併の姿がよく見えてきた、これまでのきめ細かい施策は大合併の中で消えていく、住民投票でもアンケートでもいいから今回の合併について意思表示する機会をぜひつくってもらいたい、と語っていました。
住民も職員も合併の中味を知るなかで少しずつ変わってきている。そのことを感じた一日でした。