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ザ・ラスト・サムライ

 妻と一緒に映画を観てきました。いま話題のザ・ラスト・サムライです。明治初期の日本を舞台にした物語ですが、アメリカ映画として制作されているので、日本をどう描いているのか、とても興味がありました。帰りの車の中で妻と語り合ったことの1つは、日本の政治が力のあるところに弱いのは、近代化の初期の段階に原点があったのではないか、ということでした。もっとも映画では、外国からの圧力と模倣によってのみ日本の近代化が進められたのではなく、文化や伝統を大切にした動きが底流にあったことを強調したかったようですが。
 文化や伝統を大切にした動きの典型として描かれたのは、サムライ精神とか武士道に生きた勝元(渡辺謙が演じていた)たちでした。渡辺謙の好演に引き込まれ、無意識のうちに官軍の圧倒的な武力に負けるなと勝元派を応援してしまいました。すごかったのは戦闘シーンです。日本映画に勝るとも劣らない迫力を感じました。それと気になったのは勝元の弟の嫁さん・タカです。私は山本周五郎の文学に出てくる女性が好きなのですが、タカにも共通した芯の強さがありました。それにしてもタカを演じた女優さんは誰だったのでしょうか。


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2004年01月04日 00:00に投稿されたページです。

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