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内省不疚

 地元集落主催で小正月行事の1つ、〝サイの神〟がおこなわれました。きょうは風が強く、最悪の条件でした。わが家では餅はすでに食べ終わり、スルメもなかったので、畑で作ったトロロイモ(正式名称を忘れました)を持って行きました。このイモは普通するか、煮て食べますが、焼いて食べるのは初めて。焼きあがったイモを口に入れたら、味はあっさりしていて、ほくほくした感じです。面白い味だったのでみんなに振舞いました。
 正月早々にブックサービスで注文しておいた本が到着しました。宮部みゆきの「平成お徒歩日記」と福島県矢祭町長・根本良一さん等が編集した「『内省不疚』の心でまちをつくる」です。このうち後者はすぐに読み始めました。合併しないでまちづくりをするためにはどうしたらいいのかを学びたい、と思っていたからです。内省不疚とは、「我を省みてやましさがなければ、人は心配することも恐れることもない」という意味だそうです。中学3年生全員を対象にした海外派遣事業の取り組みといい、役場本庁舎内の職員63名全員に出納員辞令を交付し、職員の自宅を「出張役場」にする取り組みといい、まちづくりは未来を見据え、きめ細かい。
 2年ほど前にNHKの討論番組で総務大臣とやりあう根本さんを見ましたが、この人には「内省不疚」という言葉がぴったりです。ひとつの自治体をあずかる者として哲学があり、国に対しては堂々とものを言う。この姿勢がいいですね。この本を読んで思い出したのは、日本共産党兵庫県議の筒井基二さん。筒井さんと根本町長さんには漢詩がお好きなところや国に対する姿勢など共通点がいくつもあると思いました。


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概要

2004年01月11日 00:00に投稿されたページです。

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