町議会市町村合併特別委員会と検討委員会、きょうは市町村合併関連の会議が連続して開かれました。町側から合併協議会幹事会の動きを聞いて、驚いてしまいました。幹事会の仕事の1つは、合併協議会の審議に付す原案をまとめることですが、どう考えても「おかしな動き」が出てきているのです。
具体的にいいましょう。13日の幹事会で、「議会の議員の定数及び任期の取扱い」を議論した時に、事務局が用意してきた素案の「特例期間は上越市の議員の残任期間とする」という文言について、編入される町村の大半が反対し、「特例期間を合併特例法で認めている最大の期間(ここでは合併後7年間)とする」よう求めたといいます。この日はまとまらず、20日の幹事会で再協議したのですが、この日、事務局が用意した案文も、「特例期間は上越市の議員の残任期間とする」というものでした。前回まとまらないもとになったものを修正も加えずにまた持ち出す。こんなやり方は異常です。結局、この日の幹事会でも調整がつかず、次回の合併協議会の議題にはしないで、先送りとすることになりました。
こうした「おかしな動き」はどこから来ているのか。ここでは断定的なことは書きませんが、この「おかしな動き」を聞いたときに、私が思い出したのは、木浦会長の第1回合併協議会での「これまで調整に徹してきたが、(これからは)上越市長として意見をのべることもあるのでご理解を」「協議にあたっては、上越地域合併協議会と上越市議会が共通の認識と方向性を持つことが極めて重要だ」という発言です。新聞報道によれば、上越市議会が「議会の議員の定数及び任期の取扱い」については、「特例期間は上越市の議員の残任期間とする」方向を確認したといいます。「おかしな動き」がこうしたこととつながっていなければよいのですが…。