早く終わらせてほかの事を、と思ったのが間違いのもとでした。冬囲いの仕事をしている時に、コンパネの上ですべり、コンクリートに全身をぶつけてしまったのです。どういう転び方をしたのか分かりませんが、相撲で言えば、横綱に上手投げで土俵にたたきつけられた感じです。かなり強く打ったために、左足には大きな痣(あざ)が2箇所もできてしまいました。
やりたいと思っていたことの1つは写真撮影です。昨日、新聞配達の際、モミジの大木が見事に紅葉しているのを見つけ、ぜひ撮っておきたいと考えていましたし、ひょっとしたら尾神岳に初雪が降っているのではないか、そうなれば雪の解けないうちに撮らなければとも思っていたのです。
冬囲いをある程度までやってから写真撮影に出かけました。思っていたとおり、尾神岳も米山も上の方が白くなっていました。いうまでもなく初雪です。昨年は11月5日でしたから、昨年より18日遅いことになります。尾神岳の写真は早速、トップページに掲載しましたのでご覧ください。
もう1つ書いておくことがあります。柿崎町に出かけた際、吉川高校醸造科の先生だった満田誠二さんから、1957年(昭和32年)から1985年(昭和60年)までのことをまとめた「吉川高校28年間の想い出」と題する写真集をいただきました。満田さんは、醸造科の設立時から醸造科とともに歩んでこられた方です。写真集は1993年(平成5年)に発行されたもの。この中には、満田さんの醸造科への思いも綴られていました。私がハッとしたのは、挨拶文の中で1983年(昭和58年)の県教委の転科方針をみんなの力で止めさせた時の喜びが書かれていることでした。今回、大事なものを守りきれなかったことのくやしさを改めて感じました。