編入する側では一体どんな雰囲気で市町村合併の議論をしているのだろう。その思いが募り、上越地域合併協議会の幹事会にも影響を与えているといわれる上越市議会の市町村合併特別委員会を40分ほど傍聴してきました。
議論のテーマは第三セクター。14市町村には約60の第三セクターがありますが、「新市が引き継ぐに値する三セクかどうか、もっと厳しくチェックすべきだ」「こちらは編入するのだから、関係町村のデータを要求する権利がある」などの声が次々と出ていました。「吉川町のゆったりの郷には委託料のほかに形を変えた補助金が出ていないか」といった質問もありました。
驚いたのは、私が初めて見た資料です。第三セクターといい、指定文化財といい、ここには14市町村のデータが集中していました。なかなか面白いデータが入手できたと喜んでいたら、市役所合併推進課の職員がそばにきて、「すいませんが、数値に不正確なところがあるかもしれないんで、お帰りの際、返してもらえませんか」。残念ながら、もらえたのは、指定文化財のデータだけでした。
夕方、町職員労働組合の学習会で、市町村合併について約1時間話をしてきました。たいした話はできませんでしたが、うなずく人あり、笑いもありで、こちらとしても楽しい会でした。合併協議会の様子や事務事業の調整などについて具体的に知りたい、という強い要求があることも分かりました。それと、みんなで食べた寿司、うまかったです。