秋晴れ。ここのところ朝晩の気温がぐんと下がり、肌寒いくらいです。本当に秋らしい天気になってきました。
町内のコシヒカリはすっかり色づき、もう数日で収穫を迎えます。私の気のせいか、今年のコシヒカリの穂の色は黄色というよりは少し赤みを帯びていて、昔の稲の色にそっくりです。これまで収穫した早稲品種の収量は、胴のふくらみが弱く、例年よりも少ないという声が聞こえてきますが、コシヒカリの外見からは心配ないように感じます。
さて、明日は一般質問。質問準備は最終段階です。これまでの作業で、一応、質問原稿は書いてあります。問題は3回ある質問の機会をどう生かし、質問のなかで何を獲得するのか。答弁内容を予想し、質問の展開をイメージする。答弁のどこに切り込んでいくのか。こういったことが十分できた時とできない時でずいぶん違います。
質問テーマの最後はまちづくり基本条例です。あれこれ考えていたら、1つのことが気になりました。吉川町議会が初めて議員提案した「義務教育における義務外負担禁止条例」です。これについては、学生時代に羽仁五郎の『都市の論理』を読んだ時に初めて知り、感動した記憶が残っています。いろんな場で、この感動の体験を語ってきたのですが、この本自体は失くしてしまい、手元にありません。
気になったのは私の記憶に間違いはないだろうかということです。質問を準備している時に、ある若手研究者から「今度、その本を読み直して見ます」というメールをもらったことを思い出したのです。間違いなく吉川町議会のことが載っているか。確認のために柏崎市立図書館まで車を走らせました。図書館の蔵の中から出してもらい、650ページからの本をめくりました。さがすこと20分、ありました、ありました。わずか2行あまりでしたが、623ページに載っていました。これで、一安心。私の質問準備はずいぶん回り道をします。