きょうも秋晴れ。私が卒業する時に新潟大学の学長であり、卒業後も自治体研究所などの活動でいろいろとお世話になっている長崎明さんの傘寿を祝う会が新潟市のホテルで開かれました。農業・農村問題の研究、県革新懇談会など幅広い活動をされているだけあって、県内外から200人を超える大勢の人たちが参加しました。
受付を済ませ、五十嵐県議と難病医療費問題で話し合っていたら、学生時代の先輩で、詩人の酢山省三さんから声をかけられました。
「橋爪、急な話で悪いんだけど、学生時代お世話になった者を代表して
スピーチ頼むよ。他にいないんだ」
「弁護士の足立さんがいるじゃない。酢山さんだって適任だと思うけど…」
「おれも大役があるんだ。みんなで橋爪にってことになったし、頼む」
結局、根負けし引き受けることにしたのですが、心の中はおだやかではありません。主催者代表の挨拶、今成真理子さんのピアノ演奏、そして陶山さんがナレーター役をつとめたスライド上映の時も落ち着いていられませんでした。
かなりお酒が入ってから私の出番がきました。にぎやかすぎて、このままでは誰一人私の話を聞いてくれないと思ったので、大きな声でしゃべりました。
「吉川町で牛を飼っている橋爪法一でございます。学生時代は学園民主化
闘争がもっとも活発な時で、私はほとんど勉強しておりません」
その後、青年団時代に山田良一さん(現在、町社会福祉協議会事務局長)と一緒にトレパンと長靴姿で長崎先生のご自宅にお邪魔し、講演会の講師をお願いした時のエピソードや県知事選挙で社会党の古屋秀夫さん(故人)や杉田惣平さんなどと一緒に長崎さんを推した話をさせていただきました。あまり上手くはしゃべれませんでしたが、長崎先生がニコニコ顔でうなづいておられたので安心しました。
祝う会では思いがけない人とも再会しました。2月の末に夫を亡くされたばかりの古厩喜美子さん。牛舎を訪ね、わが家の牛乳を飲んでくださった坂本典子先生。それに経済学の臼井晋先生などと再会を喜び合いました。「傘寿を祝う会」のおかげで懐かしい人たちと話ができ、たくさんの元気エネルギーをもらってきました。(写真は左から小菅フサエさん、長崎先生、私、古厩喜美子さん)
ところで、高速バスに乗って新潟へ行く途中のこと、数年前、新潟大学病院で初めて生体肝移植手術をうけた児玉義明さんを励ます会でご一緒したNさん(長岡市在住)と再会しました。彼女との会話で、私が知らなかった耳寄りの吉川町情報を1つもらいました。長峰温泉・ゆったりの郷(電話025-548-3911)の整体師さんがとても上手で、彼女を含めて定期的に訪れている人がいるという情報です。ひょっとしたら、私の左足のしびれがとれるかもしれません。明日にでもかかってみようと思います。