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自然がないと遊べない世代

 朝の搾乳が終わってパソコンに向っていたら頸城村の上野公悦村議から電話がありました。パソコンで民報を作成中に、使いたいフォントが出なくなってしまったので教えてほしいとのことでした。それで、午前中は彼の家に出かけてトラブルを解決し、合併問題などの話をしてきました。交通事故で長期入院していたにもかかわらず、退院したらすぐに議会報告を出そうと情熱を燃やしているのには感心しました。
 久しぶりに自分の時間をとれたので、午後から妻をさそって尾神岳の頂上まで登ってきました。尾神岳の頂上に登るのは、8月16日以来のことです。前回は中学時代の同級生と一緒でずいぶん楽しい思いをしたので、一度は妻にも雰囲気を味わってほしいと思っていました。軽トラの中で妻が言いました。あなたは、自然がないと遊べない世代の人間だと。子どものころ、自然を相手に思いっきり遊んできた人間としては、そう言われて悪い気はしません。このところ、自然の中でいろいろな楽しみを発見するようになったのも事実ですし……。
 今回は秋の野の花が真っ盛り、デジカメを持ちながらぞんぶんに楽しんできました。尾神林道を少し上ったところからオトコエシ、ツリフネソウ、キツリフネ、メマツヨイグサ、ハギなどが見事に咲いています。キツリフネは6月の末ごろから咲き始めていたので、ひょっとしたらキツリフネとツリフネソウの「競演」が見られるかもと期待していましたが、実際に目の前にしてみると、予想していたよりもはるかにきれいで満足しました。それに、野の花については妻も関心をもっているので、花談義を楽しむことができました。
 尾神岳は、もうすっかり秋のたたずまいを見せています。ミンミンゼミやエゾゼミが鳴いてはいましたが、あの真夏時の賑やかさはありません。空気もひんやりしていて、もう半そで姿で登るのは駄目ですね。歩いていて気になったのは、自然の中の食べ物です。ヤマボウシの赤くなった実を食べながら、ヤマブドウ、サルナシなどの実があるかどうか確認して歩きました。まだ早すぎたので、下旬あたりにもう1回、登って見ようかと思っています。
 夜遅くなってから、浦川原村へ出かけてきました。2期目をめざした杉田昭一さんは、きびしい戦いの中で滑り込みました。よかった、よかった。
 


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2003年09月07日 00:00に投稿されたページです。

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