朝から一日中雨が降りました。昨日のようなからっとした天気を味わった翌日に、こうした天気がやってくると、何日も連続して雨が続いた時と同じ気持ちになります。早くやんでくれと。
午前は浦川原村で民報の配布。吉川町と接している山間部の集落を約2時間ほどかけて配りました。
雨の中での配布活動は、チラシが濡れないかと気を使います。たまたま、車の中にナイロン製のファイルがあったので、それにチラシをはさんで持ち歩くと、配りやすいことが分かりました。この方法は、ナイロン製の買い物袋に入れるよりも便利ですので、みんなに紹介しようと思います。
午後は、最初に、あるご家庭を訪ねました。お盆前に、「橋爪さんと話をしたいことがたくさんあるんですけど…」と言われ、「臨時議会が終わったらおじゃまします」と約束していたのです。
ちょうど、里帰り中の人もおられ、ふるさと吉川町のことが話題になりました。中心は、市町村合併です。
「吉川町が上越市などと合併して何かいいことあるんかね。どう考えたって、
過疎が進むよ。そう思わんかね」
「そう、思いますよ」
「吉川町から議員は一人になるんだって?」
「いや、まだ正式に決まったわけではありません。ただ、これまでの協議から
いうと、定数特例でそうなる可能性が大きいです」
「とにかく、一人ってのは、いけないね。どうしても一人だというなら、支所長
に強力な権限を持たせ、議員と一体となって吉川町を守るべきだと思うな」
「確かに、このままではいけないという声も出てきています」
「そうでしょう、住民投票やればいいんですよ」
自民党籍があるというこの人は、なかなか面白い人で、選挙では予想が外れたことがないと言うほどの選挙好き。吉川町出身の人が、合併の動きをこのように心配していてくれる、とてもうれしく思います。
続いてある商工業者の方のところを訪ねました。たまにはお茶を飲んだら、とすすめられ、いただいたのですが、ここでも合併のことが話題になりました。
「俺はね、吉川単独では駄目だと思っているけど、上越市などと大合併したら
商工業が台無しになるよ」
「そうだと思いますよ。役場がなくなるというのは大きいですよ。この町の町内
純生産額は約85億ですが、町の一般会計だけで約35億ぐらいあります
からね。影響はちっちゃくないです」
「問題は支所だね、ここがどれだけ権限を持つか、どれだけの機能をもつ
か」
「この間も、議会でその話をしたんです。町長は一定の予算を持った支所
をというんだけれど、どれくらいの予算を持つべきだと考えているかって…」
「20億ぐらいは欲しいわね。そうそう、おまん、これまでチラシに書いてきた
ことまとめて配らんかね、金かかるだろうけど」
「これまでのものをまとめた形になるかどうかは決めてないんですけど、合併
によってどうなるか、合併しなかったらどうなるか、分かりやすい文書を
作って配布したいと考えています」
マスコミで法定協の参加をめぐる議会の取り組みなどが紹介されたせいか、合併問題への関心が急速に高まりつつあるようです。こうした高まりに対応させ、日本共産党の活動もヴァージョンアップさせていかねばなりません。