きょうは朝からフル回転でした。地元集落公民館前での資源ごみ回収の当番、しんぶん赤旗日曜版の配達と集金、妻の親戚筋の人たちとの親睦会、これらを通常の牛の世話とは別にやろうというのですから、大忙しとなるのは当然のことです。
今週と来週のしんぶん配達では集金もします。この集金は、手間暇がかかりますが、読者の皆さんと接する絶好の機会です。この日を待って生活相談を寄せてくださる方が結構多く、昨日ときょうだけでも3件ありました。
読者の皆さんが、しんぶん赤旗や町政レポートの内容などについて感想を語ってくださるのもこの集金のときが多いような気がします。
いつも丁寧にしんぶん赤旗を読んでいてくださるAさん。お金をもらい、挨拶して帰ろうとした時に声をかけてこられました。
「この前のあれ、よかったですね。私、切り取っておきました」
「あれって、なんです?」
「ほら、医療費のこと書いてあったでしょ」
「はい、はい、入院した時のお金のことね」
「私らも、もう年でしょう、いつ入院するか分からないし、入院して
(差額ベッド)料金よこせといわれても困るし、他人事じゃないと思ってね」
Aさんが話題にした記事というのは、6月15日付と7月27日付日曜版に書かれていた「知らないと損 差額ベッド料 こんな場合は払わないですみます」でした。しんぶん赤旗をこんなふうに活用していてくださるのは、とてもうれしいものです。
きょうは、19日に一般紙に折り込んだ町政レポート1100号を読んだ人が何人も話しかけてこられました。この号は、合併問題についての臨時議会での議論をお知らせしたものですが、何か、いままでがまんしていたのが、がまんしきれなくなって話しかける、そんな雰囲気が共通してありました。
まずYさん、この方とは馬が合うというか、話し始めると時間がたつのを忘れてしまうほど楽しくおしゃべりしてしまいます。このYさんとの会話の一部です。
「読ませてもらいましたよ、この間の…。考えさせられましたわ」
「ありがとうございます。全部、読んでくださったんですか」
「はい」
「うれしいですね。正直言って、裏面(私の反対討論全文を掲載)は読まない
人が多いと思っていたんですよ。でも、何人もの人があれを読んだって
教えてくださって…」
「これまで町が出す情報って、合併しなければ駄目だの一点張りだった
でしょ。おかしいと思い続けてきたんです」
長年地域おこしでがんばってきたKさんの話も、町政レポートの裏面を読んだ話からはじまりました。
「あの長い文章、読んだでね」
「ありがとね。どうでした、読んで」
「この町なくしたくない、という思いが伝わってきた。おらもずっとそう思って
いたんだけれど、そういう話ができないような雰囲気があったでしょ、
いままで。合併に賛成か反対か、ちゃんと調査してもらいたいね」
「町は、アンケートですらやろうとしていないんだよね」
「ふんだすけさ、やるべきだこてね」
こうした話を何人もの人としました。この調子で多くの皆さんが語り始めれば、合併問題もいい議論になっていくと思います。もっと町民の皆さんの中に入っていかなければならない、と感じました。
さて、夜は妻の親戚筋の人たちとの親睦会、柏崎市の「簡保の宿」で盛大に行われました。総勢25人くらいになったでしょうか、とても楽しい会でした。この会は3年ほど前から年に1回のペースで開催されていて、私は仕事の関係もあって今回が初参加でした。
妻の従兄弟にあたる人から、ぜひ挨拶をと求められ、5分ほど話をさせていただきました。搾乳という仕事をしているので、これまで遠方で開催されていた親睦会には参加できなく失礼したこと、3年前に出版した本(『幸せめっけた』恒文社刊)を買っていただいた御礼、さらに義父が私をどう見ているのかについて語りました。
挨拶の最後の部分は、結婚当初の思い出話です。妻の姉の連れ合いであるTさんが私の隣に座っておられたので、Tさんからも立っていただき、
「じつは柏崎のお父さんに、俺んちの婿殿は、公家さんと山賊だ、と言われ
ました。ご覧いただければお分かりのように、私が公家で、こちらが山賊
です」
と言うと大笑い。Tさんは川崎市に住んでおられ、身なりもきちんとしたハンサムな方、いうまでもなく、こちらが本当の「公家さん」です。
結婚後、20数年。髪がすっかり薄くなり、太って「貫禄十分」の「山賊」は、挨拶が終わってから、妻の親戚の人たちと大いに飲み、語り合いました。