前日同様、きょうも暑かったですね。牛舎内では大型扇風機をフル稼動させました。暑さと高い湿度に弱いのがホルスタインの特徴です。わずか2日間暑さが続いただけで3頭もの牛が濃厚飼料を食べず、ぼおーッとしています。
朝の搾乳が終わってからいっときパソコンに向かいました。おとついの篠田伸夫講演で紹介された全国で一番小さな自治体、東京都青ヶ島村についてもう少し知りたいと思ったからです。「青ヶ島」で検索してびっくりしたのは、200人のこの島でもちゃんとしたホームページがあることでした。
太平洋上に浮かぶ東西3キロ、南北2キロの小さな島。「21世紀の青ヶ島プラン」では、「小さいけれどまとまりのよい島、新しい桃源郷を、これまでの積み重ねの上に創造していきます」と宣言し、「やる気人口」を増やそうとしているのがとても気に入りました。いつか訪問してみたいと思います。
妻に誘われ、午前10時過ぎから上越市へでかけました。ちょうど高田公園では「はす祭」の最中。まず、裏千家の茶会で煎茶をいただきました。夏にふさわしく、涼しさを意識した茶会で、冷たいお茶に、掛け軸、生け花が見事に調和していました。掛け軸は會津八一の書、「一声や 妙高かけて 燧山」。説明によれば、會津八一は一時期、板倉町の有恒高校にいたことがあり、その頃の書ではないかということでした。
茶会から県展へ。南厚生会館等で開催中の県展では、写真と版画を中心に鑑賞してきました。写真は、やはり農村風景を撮ったものに目が行ってしまいます。はさ木を撮った写真に小さく写っていた犬と散歩をしている人の姿、朝もやの中でいくつもの表情をみせる田んぼ…。足を止めて、妻と感想を語り合うのも楽しいものです。
そうそう、絵画の中に懐かしい人の名前を見つけました。桑名義夫さん、村上市出身の人です。桑名さんは元新潟県農村労働組合の書記長をやっていた人で、私が初めて町議に立候補した時に、遠方からわざわざ応援にきてくださいました。彼が作成してくれた「土方の賃金はいますぐ千円上げられます」は、個性あふれる文字と迫力のある内容で大きな話題となったものでした。
午後は生活相談、それから入院している友人を見舞いました。