暑さと低温の入れ替わりをくりかえす中で体調をくずす牛が数頭出ています。ここ1ヶ月くらいの生産乳量は1日あたり約250キロですが、この影響で1割ほどダウンしました。どんな天候になろうが、それに耐えうる健康な牛づくりをする。その基本をしっかりとやらずに、牛たちに仕事をさせてきた「しっぺいがえし」かもしれません。
きょうから臨時議会が始まりました。議案は、(法定)合併協議会の設置についてと関連予算を盛り込んだ一般会計補正予算です。町の将来がかかった内容を審議するのですから、町議会史に残る重要な臨時議会となります。
8日付けの「見てある記」で、「結局、招集日当日に(提案理由の説明を文書化したものを)配布することになりそうなのですが、そうならば、1日目は、提案理由の説明をやったら、それでお休みにして、質問などの準備時間を議員に保障すべきです」と書きましたね。初日はこのとおりになりました。提案理由の説明の文書は議場の各議員の机の上に配られていて、提案にあたって、町長がこれを読み上げました。きょうは、その後、議会運営委員会で審議方法を確認しただけで、終わりです。
それぞれの自治体の歴史に残る議案の審議にあたっては、事前に提案理由の説明を文書で配布しておき、質問準備の時間も保障する。この当たり前のことを実現できたことをうれしく思います。
午前11時ころには議会が終わったので、吉川町と同じ日に臨時議会を開催している大潟町議会をたずねてみました。そうしたら、大潟町議会でも同じことがとりあげられ、問題となっていました。町側が、提案理由の説明にあたって、それを書いた文書を配らなかったことに反発の声があがっていたのです。結局、大潟町では、当初の予定を変更して14日まで会期を延長して、「提案理由をまとめた文書」を町側が議会に示し、審議を続けることになったということです。
午後から、上越市議会を1時間ほど傍聴してきました。ここでは1週間ほど前に「合併協議会設置についての提案理由の説明の要旨」(実際は全文)が全議員に配布されていて、この日は総括質疑が行われていました。
審議の様子はそれぞれの議会によってちがっていいのですが、驚いたのは、答弁風景です。議員が再質問をしているときに、課長や部長などがメモを書き、市長の手元に何枚も重ねられるのです。市長はこのメモの束を持って登壇し、答えていました。私の目には、市長がこのメモの束を消化しきれずに答弁しているように見えました。市長はもっと自分の言葉で、のびのびと答えてもいいのではないか、そう思います。
メモといえば、私も上越市議会でのやりとりをメモしてきました。上越地域法定合併協議会準備会の会長である市長の答弁には、参考になることがいくつもありました。これらは、今回の臨時議会での私の質問に大いに役立つはず、いい質問準備ができました。