きょうは朝8時から臨時議会が開催されました。開会時間は、午前の場合、たいがい9時半からなのですが、今回は元議員の葬儀と重なるということで、急遽時間が変更されました。朝早くから開いた割には審議に時間があまりかかりませんでした。議場の時計を見ていたら、所要時間はわずか16分でした。
議案は、一般会計補正予算、工事請負契約、除雪ドーザ購入契約の3件で、いずれも全会一致で承認されました。
一般会計補正予算には、中央保育所の給食用回転ガマと冷凍冷蔵庫の購入費100万円、吉川小学校給食で使う食器洗浄器の修繕費15万円、それに町道の環境整備委託料371万円が盛り込まれました。予算総額は、今回の補正で37億944万円となっています。
町側の説明によると、給食用回転ガマは故障したため、新しいものにする、冷凍冷蔵庫は腐食が進んでいるので、これも買いかえるとのことでした。食器洗浄器は、循環ポンプが故障し、水漏れしていたものをコーキングして使っていたけれど、限界がきて直すのだそうです。正直言いますと、これらの機器についてはこれまで使用していた実物を目で確認していないなかで賛成しました。審議が終わったいま、「自分は総務文教委員長なのだから、これくらいは見ておく義務があるな」と反省しています。町道の環境整備の中身は道路に覆いかぶさった雑木の除去で、尾神・川谷線、米山線、半入沢線を予定しているそうです。
工事請負契約は町道入連坊線の第6次工事です。源建設と7770万円で請負契約を結ぶことを承認しました。今回の工事の中には大出口川を渡る橋梁の工事も入っているといいます。
除雪ドーザは13トン級の汎用プラウ付です。10年以上経ったので更新するのだそうですが、市町村合併で除雪体制がどうなるかは誰しもが気になるところ。建設課長に質問してみたら、現在の制度・サービス調整の中で、除雪については機械も含めて基本的には現在の体制が踏襲されるとの答弁でした。先日、公表された財政シミュレーションでは、合併後15年間、ずーっと赤字続きでしたので、課長答弁どおりにいくかどうかは心配です。
臨時議会が終わってから中沢隆雄元町議の葬儀に参列してきました。中沢さんは下中条の因速寺の住職でもありました。葬儀では、10数人のお坊さんが一緒にお経を読みましたが、境内まで大きな声が響き渡りました。
中沢さんとは私が町議一期目のときからの付き合いです。中学教師から政治家へ転身した変り種の議員でした。中学教師時代は英語を教えていたとのことで、中国から英文で公文書が送られてきたとき、一緒に日本語に訳した記憶があります。
いま思うと、当時は個性派議員が何人もいましたね。「国際人」といわれた大竹虎雄さん、農民魂をもっていた古屋秀夫さん、独特の風貌で根回しの上手だった小野新士郎さんなど……。もちろん中沢さんも個性派議員の一人でした。中沢さんのクセは、質疑に熱が入ってくると机をゲンコツでコンコンとやることでした。「いいかね、分かったかね!」。あの元気のいい発言をいま一度聞いてみたいものです。
夜は、吉川北部農業集落排水処理組合の役員会。来月、総代会を行いますが、5年間務めた組合長職からやっと解放されそうです。