季節の変わり目なのでしょうか、昨日、一昨日とさわやかな天気だったのに、きょうは一転して雨。湿度も高く、梅雨に戻ったような気がしました。でも、本格的な夏、さらには秋に向かってまちがいなく動いています。おやっと思ったのですが、ススキの穂がもう出始めました。それに秋の花であるベニバナボロギクも咲き始めています。
きょうは、以前から気になっていたデイ・サービスセンター〝あじさいの家〟を訪れてきました。気になっていたというのは、介護保険がスタートしてから利用者が急増し、サービスを提供するには様々な不便があるということを聞いていたからです。約30分間、特殊浴槽やトイレが足りないこと、お昼寝スペースが狭いことなどを自分の目で確かめ、介護職員などの説明を聞いて「これは何とかしないといけない」と思いました。
改善しなければならないところの1つは、休憩室といったらいいのでしょうか、お昼寝をする畳をしいた場所です。ここがたいへん狭い。畳が12枚敷かれた場所に、最も多い時で、13人が昼寝をするのだそうです。年をとれば、お風呂にゆっくりつかって、昼寝をするのが何よりのご馳走です。その昼寝の場所が窮屈だというのはさみしいですね。ちなみに、ベッドを置く場所の確保にも苦労しているという話も聞きました。
次は、お風呂です。私が訪ねた時は、ちょうどお風呂の時間でした。「はーい、次に入りたい人…、4人ですよ」。介護職員の元気で大きな声が建物全体に響いていました。問題なのは特殊浴槽、1台しかないのでフル回転しても間に合わないとのことでした。特殊浴槽を使ってお風呂を利用する場合、1人あたり約20分かかります。どんなにがんばっても1日に8人が限界、それを超えた時は切ない思いをしているそうです。
トイレは男性用小便器が2つ、腰掛けるタイプの洋式トイレが2つあります。しかし、利用者のほとんどは後者を使いたがるとのことです。そのため、利用が集中するときには列ができ、なかには漏らしてしまうケースもあるとか。後者の洋式トイレ、なるべく早く増やしたいものです。
〝あじさいの家〟は確か、1992年(平成4年)のオープンでした。私はオープン当日を含め、これまで10数回おじゃましてきました。定員が15名の時はもっと広々した空間があったように思います。同じ空間、広さの中で定員が25名になったのですから、様々な不自由・不便が生じるのは当然と言えば当然でしょう。問題は、そういうなかでどう改善するかです。
〝あじさいの家〟と同じような課題を抱えていた、お隣の大潟町のデイ・サービスセンターでは補助事業を活用して改修した、との情報もあります。今度は、そこをよく見てきたい。